1980年3月23日映画の魅力って何でしょう?答えはたくさんあると思いますが、私は
「映画=人生」だからだと思っております。着想を得、企画をし、シナリオを書き、役者やスタッフを集めて撮影し、編集し、音楽を付け、配給し、チケットを売り、観客の人生の何時間かを拘束(?)し、感動を与える・・・その感動を基に新たな人生を構築し、やがて自らのアイデアでまた映画を作り、また新たな観客に感動を・・・というのが映画の歴史です。
古代の歴史から宇宙の彼方の未来まで、およそ
人間の想像力の及ぶすべての範囲に映画は作られています。海、山、林、森、砂漠、川、コンクリートの建物、道路、動物、花、そしてコンピュータと人間と才能・・・
それらの多くが手の届く範囲に揃っている世界最高の場所・・・それがハリウッドだと私は信じて疑いません。
1970年代、高校受験を終えて最初に見た映画が当時リバイバル上映されていた
チャーリー・チャップリンの「ライムライト」で、めちゃくちゃに感動した私は映画にどっぷりはまり、
高校時代(1970年代)だけで(ビデオやDVDがない頃に)500本近くロードショー、試写会、名画座、テレビで見まくりました。文芸もの、アクション、西部劇、メロドラマ、ミュージカル・・とできるだけ質の高いものを選ぶようにして見てきました。
やがて将来の職業として、
タイトルデザインを志望するようになったのです。でもどうやればなれるのかわからず、とりあえずデザインの勉強だけはしておこうと、独学で始めていた頃に
今度の旅をしました。そして、ニューヨーク、ニューオーリンズやラスヴェガス、ロサンゼルスなどの各地で大いなる刺激を受け、帰国後の翌月に夜間ですが
デザイン学校に入学し、その年の秋
にはテレビ朝日でのタイトルデザイン関係でアルバイトに入っていました。
当時動き始めたばかりの
コンピュータ・グラフィックスに本格的にかかわることはすぐにはかないませんでしたが、テレビやビデオ、そしてデジタル時代になって、CD−ROMやWEBサイトの仕事にいくつか携わる事ができました。それもこれもみな、
学生時代の映画の体験、映画への傾倒から企画したこのアメリカ横断旅の経験が基盤になっています。まさに私にとって
「映画=人生」なのです。こんな人生を送れていることに心から感謝あるのみです。
確かに
この頃(1970〜80年代)のハリウッド映画は不振を極めていたと思います。純粋に現実離れしたフィクションに夢を託せる平和な時代でなく、多くの悩み苦しみを抱えたアメリカ人の精神がよくわかる雰囲気でした。でも私は過去の栄光だけにとらわれない、新しい才能とアイデアがまたハリウッドに栄光をもたらすと信じていました。
その後
1998年、2002年、2004年にハリウッドを再び訪れましたが、そのたびにぐんぐんと活気を増し、すばらしく楽しい街に変化して行ったのが嬉しいです。(そのときの模様は近々このブログでレポートします!)
ハリウッドの楽しみ方はいっぱいあります。20年代、30年代からのビッグスターの手形やサイン、写真、ろう人形などのビジュアルを見る、映画やショーを見る、Tシャツやポスターやオスカー像(ベストハズバンド賞とかベストペット賞とかのパロディが笑えます)などのグッズを買う、
ユニヴァーサルスタジオで大掛かりなセットや仕掛け、スタントショーを見る、仮装用の服を買ってなりきりを楽しむ(ドラキュラとかスパイダーマンとか(^^;))・・・などなどいろいろあります。今ならおしゃれなレストランやデューティフリーショップなど楽しいスポットもたくさんありますし、ブランドショップもできましたね。
とても1日では足りないくらいです。
ユニヴァーサルスタジオは広大なので、トラムに乗って各セットを回るようになっています。この頃の目玉は「
ジョーズ」でしたね。懐かしいですね。






私たちはユニヴァーサルスタジオで半日遊んだのと、ハリウッドで店をぶらぶらしながらショッピングをしました。なかでも私がはまったのは、昔の映画のポスターやプログラム、スチール写真などのいわゆる
プリントグッズを販売する店で2時間近く粘って、友人たちにあきれられました。
店の雰囲気は
東京・神田の神保町あたりの古書店に近い感じでした。ポスターはさすがに値段が高くて手が出ませんでしたが、「
リオ・ブラボー」の初公開時のポスターを見つけたときは手が震えました!店の片隅に大きな段ボール箱に
映画館の受付から引き剥がしたままのスチール写真(大半がキャビネサイズ)が山のようにあり、私は顔をつっこまんばかりにして漁っていました!すると、出るわ出るわ・・・珍しい貴重な写真が1枚10セントから1ドルくらいで売っていました。
これらの写真は昔の映画館によく入り口の横にガラスのショーケースの中に貼られていて、ひとりでも多くの客が入るようにレイアウトしていたのです。アメリカの映画館は日本みたいに看板に絵がありませんで文字だけですから、これが
入館前の貴重な情報源だったんですね。
私はざっと20枚くらい買ったのですが、ジョン・ウエインやクリント・イーストウッド、ベン・ハーや2001年宇宙の旅などいろいろですが、見つけて思わずニヤッとしたのが、
ジョアナ・シムカスのスナップぽいポートレートとテレビドラマ「
ペイトンプレイス物語」の2枚でした。ジョアナ・シムカスはフランス映画「冒険者たち」の女優で他にはあまり出演せず、黒人オスカー俳優のシドニー・ポワチエと結婚して引退してしまいました。私にとっては「ドクトル・ジバゴ」のジュリー・クリスティと並ぶ「スクリーンの中のアイドル」でした。
一方の「
ペイトンプレイス物語」はちょうど高校時代にTBSで月〜金曜の夜11時半から30分のアメリカ製連ドラで、なんと
514回という超ロングもので、約2年以上続いていたと思います。ビデオデッキもHDレコーダーもなかった時期に私はほぼ95%500回はカバーして見ました。見られなかったのは修学旅行のときくらいで平日は夜遊びしていなかった・・?(ホントかな)このドラマはボストンの北の田舎町を舞台にした群像ドラマで、今の一部の韓国ドラマを思わせるようなスキャンダラスなストーリーが人気でした。主演が
ライアン・オニール(写真左)、ミア・ファロー、
バーバラ・パーキンス(写真右)で、脇役にドロシー・マローン、エド・ネルソンらが出ていました。
まるで
オタクみたいなはまり方ですが、
ハリウッドは訪れる人それぞれにいろいろな楽しみ方があります。今度はぜひ
アカデミー賞授賞式の日に行ってみたいです。また、時間を作って、
パラマウント映画の撮影所とか公開されているスタジオを見学してみたいですね。
【ここまでおつきあいくださいましてありがとうございます。次回の続きをお楽しみに!】
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